©「帰郷」時代劇パートナーズ
俳優の仲代達矢と大林宣彦監督が、第32回東京国際映画祭(10月28日~11月5日)で特別功労賞を授与されることがわかった。
国内外を含めた映画界への貢献が目覚ましい者へ贈られる東京国際映画祭の特別功労賞。仲代は「黒澤明監督作品の顔として世界中に知られ、数多くの日本を代表する監督の作品にも出演し、国内外の映画祭での受賞は数え切れなく、今も現役として舞台、映画で活躍を続け、正に日本を代表する俳優である」、大林監督は「自主映画、CM、長編映画と長年にわたり、多彩で膨大な数の映画・映像作品を世に送り出し、今なお新たな試みにチャレンジするその存在は正に圧倒的である」という点から受賞が決定した。
映画祭中には、仲代が主演する時代劇「帰郷」を特別上映する。藤沢周平氏による“股旅もの”の傑作短編を基に、国民的ドラマ「北の国から」などの杉田成道監督のメガホンで映像化。時代劇専門チャンネルがオリジナル時代劇第20弾として製作し、時代劇としては史上初となる8K映像で物語を紡ぐ。
大林監督は「Japan Now」部門でフォーカスを当てられることに。最新作としてお披露目されることになった「Labyrinth of Cinema=海辺の映画館 キネマの玉手箱」は、今夜限りで閉館する映画館が舞台。最終のオールナイト上映に参加した若者3人が、映画の世界にタイムリープするファンタジーとなっている。
2人への授与は、仲代が11月4日にTOHOシネマズ六本木ヒルズスクリーン7で上映される「帰郷」の舞台挨拶、大林監督が11月1日の同劇場スクリーン2で披露される「Labyrinth of Cinema=海辺の映画館 キネマの玉手箱」の舞台挨拶時に行われる。第32回東京国際映画祭は、10月28日~11月5日に六本木ヒルズ、東京ミッドタウン日比谷などで開催。