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東京国際映画祭 チェアマン ご挨拶
安藤 裕康

本年夏に東京国際映画祭のチェアマンに就任致しました。

新しい任務の最初の年に、オープニング作品として「男はつらいよ お帰り 寅さん」が選ばれたことは感慨無量です。山田監督は、第一作が上映された50年前と現代を比べながら、「あの元気いっぱいな遥かな時代を想起しつつ、新しい時代へのギアチェンジをしないといけない」と言っておられるからです。

同じように私も、日本が高度成長を遂げていた頃に始まった東京国際映画祭が、諸先輩や映画人の皆様の功績により成長してきた過程に敬意を払いながら、新たな時代にふさわしい映画祭として更に発展していけるよう頑張りたいと考えています。世界中の映画人が集い、お客様と一緒にすぐれた作品を鑑賞し合いながら、共感を育み、絆を深めていく、そんな場にしたいと願っています。

皆様方のご助言とご協力を切にお願い申し上げます。

第32回東京国際映画祭
チェアマン
安藤 裕康
安藤 裕康(あんどう ひろやす) 略歴

1944年生まれ。1970年に東京大学を卒業後、外務省に入省。外交官として米国、フィリピンや英国での勤務を経て、内閣総理大臣秘書官、在米国日本大使館公使(特命全権)、中東アフリカ局長、在ニューヨーク総領事(大使)、内閣官房副長官補、駐イタリア特命全権大使等を歴任。2011年10月より、国際交流基金理事長として、外国との文化交流に取り組んでいる。

東京国際映画祭 フェスティバル・ディレクター ご挨拶
久松 猛朗

第32回東京国際映画祭は、新元号「令和」での最初の開催となります。

また、今秋開催予定のラグビー・ワールドカップや来年の東京オリンピック・パラリンピックの開催を控えて、今年は世界中の注目が日本に集まる年となります。

そんな中で開催される本年の東京国際映画祭は、世界各国・地域から集められた素晴らしい作品の上映とあわせ、これまで多くの優れた監督や作品を世界に送り出してきた日本映画、独自の発展を遂げ世界中に多くのファンを持つ日本のアニメーション、そしてユニークな想像力と創意工夫により世界中で愛される怪獣特撮ものなど、日本の映画・映像文化の魅力を世界中の映画人や映画ファンと、改めて再認識、再発見する年にしたいと思います。

もちろん「映画を観る喜びの共有」「映画人たちの交流の促進」「映画の未来の開拓」というビジョンは維持しつつ、多様で多彩なプログラムで皆様をお迎えし、映画に関わる人たちと映画ファンとの交流の場をご用意し、若いクリエイターたちへの支援を継続して、更に魅力的な映画祭にしていきたいと考えています。

第32回東京国際映画祭
フェスティバル・ディレクター
久松 猛朗
久松 猛朗(ひさまつ たけお) 略歴

1954年山口県下関市生まれ。78年松竹株式会社に入社。宣伝プロデューサー、映画興行部・番組編成担当等の勤務を経て86年にアメリカ松竹「リトル東京シネマ」の支配人となる。89年に東京へ戻り、興行部次長に就任。94年タイムワーナーエンターテイメントジャパン株式会社に入社し、ワーナーブラザース映画の営業本部長となる。その後、松竹株式会社に再入社し、2001年取締役映画部門&映像企画部門を担当。03年に常務取締役に就任する。06年株式会社衛星劇場 代表取締役社長を経て、10年ワーナーエンターテイメント・ジャパン株式会社に再入社。ワーナーブラザース映画 副代表となる。現在はマイウェイムービーズ合同会社 代表。

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