世界各国からの新作がグランプリを競う!
2019年の1月以降に完成した長編を対象に、世界各国から応募があった作品の中から厳選した14本が賞を競います。“世界の今”が映し出されるその14本から、国際的な映画人で構成された審査委員たちが各賞を選出します。
アジアの新鋭監督たちがその手腕を競い合う
長編3本目までのアジアの新鋭監督たちの作品がこの部門の賞を競います。中東から東アジアまで、活気に満ちたアジア圏の映画が8本揃いました。今年は新人監督による作品も多く、今から注目です!
個性あふれる日本映画が世界を目指す!
活気づく日本のインディペンデント映画の中から、独創的でチャレンジ精神に満ちた作品が揃いました。しぶきを上げて海外に飛び出す映画を応援するこの部門。今年の栄冠を手にするのは果たしてどの作品か!?
日本公開前の最新作をプレミア上映
オープニング作品やGALA上映作品、今年は「特別上映」も含め、27本もの作品が上映されます! この秋以降に公開される大作や話題作が並ぶのがこの部門。出品された映画のスターや関係者が、レッドカーペットやイベントに来場します。
“今“の日本映画が概観できる作品を上映
過去1年の日本映画を振り返り、独自の視点でセレクションした本部門は、日本映画を概観できるとともに、海外にも“日本映画の現在”として認識してほしい部門です。今年の特集は「映像の魔術師 大林宣彦」。新作も上映されるので、乞うご期待です!!
株式会社アニプレックスの協力のもと、注目のアニメーションをはじめ、世界各国・地域の映画祭受賞作や話題作から日本公開が未決定の貴重な作品を取り上げます。さらに今年はラテンビート映画祭とのコラボレーションなども実施します。TIFF 開催後に多数の作品の日本公開が決定する「ワールド・フォーカス」は、世界の話題作のショーケースとしての役割を果たしています。
アニメ/特撮の映像文化が国際的に評価されるきっかけや変化点となった作品を選出。今日にいたる歴史的な発展の総括を試みます。
国や監督やテーマなど、様々な切り口のもとでアジア映画を特集していく 「国際交流基金アジアセンター presents CROSSCUT ASIA」の作品群。今年のテーマは「ファンタスティック!」。東南アジアのホラーからロマンスまで珠玉の映画群。
日本映画の名作を上映する本部門。今年は、国際映画祭を次々と制し、グランプリ女優と呼ばれた伝説の大女優・京マチ子を特集します。デビュー70周年を迎えた2019年5月12日に逝去。大映時代の代表作を追悼上映いたします。
若い世代や子供たちに映画の魅力を伝えたい!
この部門の主な対象は、ティーンズとチルドレンです。身近な映画を通して “世界”を知ってもらうため、若者に響く魅力的な作品を選びました。もちろん親子でも楽しめます。チルドレンは今年も山崎バニラさんが登場します!
矢田部吉彦(やたべ よしひこ)
フランス・パリ生まれ。スイス育ち。日本興業銀行(現みずほ銀行)に勤務。退職後、映画の配給、宣伝を手がける一方、ドキュメンタリー映画のプロデューサーおよびフランス映画祭の運営に携わる。その後、東京国際映画祭に入り、上映作品の選定を行う作品部の統括を担当。同時に「日本映画・ある視点」(第17~25回)、「日本映画スプラッシュ」(第26回~)部門のプログラミング・ディレクターも務める。映画祭の生え抜きスタッフとして、2007年から「コンペティション」部門のプログラミング・ディレクターに就任。
石坂健治(いしざか けんじ)
早稲田大学大学院で映画学を専攻し、アジア映画、ドキュメンタリー映画に関する研究・批評活動を開始。1990年より2007年まで国際交流基金専門員としてアジア中東映画祭シリーズを企画運営。2007年の第20回TIFFより現職。2011年開学の日本映画大学教授・映画学部長を兼職。著書に『躍動する東南アジア映画 多文化・越境・連帯』(論創社)など。
安藤紘平(あんどう こうへい)
青年時代、寺山修司に師事。繊細で独創的な表現力で知られる映像作家。ハイビジョンを使っての作品制作では世界的な先駆者。多数の作品で、ハワイ国際映画祭銀賞、モントルー国際映画祭グランプリなど数多く受賞。パリ、ニューヨーク、ロサンゼルス、東京などの美術館に作品収蔵。2001、 2005年パリにて安藤紘平回顧展開催。早稲田大学名誉教授。
氷川竜介(ひかわ りゅうすけ)
1958年兵庫県生まれ。アニメ・特撮研究家、明治大学大学院特任教授。東京工業大学卒。文化庁メディア芸術祭アニメーション部門審査委員、毎日映画コンクール審査委員、文化庁映画賞映画功労部門選考委員などを歴任。日本SF作家クラブ会員。文化庁向けに「日本特撮に関する調査報告書」「日本アニメーションガイド ロボットアニメ編」を執筆。近著「細田守の世界――希望と奇跡を生むアニメーション」(15/祥伝社)など。