11/3(日)日本映画スプラッシュ『ミセス・ノイズィ』の舞台挨拶が行われ、天野千尋監督(前列右から2番目)、篠原ゆき子さん(女優・前列右)、大高洋子さん(女優・前列左から2番目)、長尾卓磨さん(俳優・後列右)、宮崎太一さん(俳優・前列左)、米本来輝さん(俳優・後列右から2番目)、三輪 隆さん(俳優・後列左から3番目)、阿部隼也さん(俳優・後列左から2番目)、松枝佳紀プロデューサー(後列左)が登壇しました。
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天野千尋監督:皆様、遅い時間帯にお越しいただきましてありがとうございます。本作『ミセス・ノイズィ』の監督をいたしました。天野千尋です。この作品は一言でいうと喧嘩の悲劇を描いた作品です。ここにいる篠原ゆき子さんと大高洋子さんが喧嘩を始めて、どんどん暴走して、台風のように周りの生活をなぎ倒しながら、どんどん悲劇をもたらせて、誰にも止められなくなっていくという悲しい話です。本人たちにとって悲しい話なんですけれども、映画を観ると意外と悲劇にはなっていなくてエンターテインメントとして楽しめてしまう。それはやっぱり人の喧嘩って傍から見ている分には楽しいなっていうすごくドラマチックで面白いなっていうものですので、この映画はそういうものを描いています。なので皆様、他人事の映画と思って、他人事の喧嘩として二人の仁義なき喧嘩をお楽しみいただければと思います。よろしくお願いします。
篠原ゆき子さん:篠原ゆき子です。こんばんは。遅い時間に沢山の方が集まっていただけて本当にうれしいです。みんなで力を合わせて作ってきた作品なので、あんまり情報がないうちに観ていただきたいというか。内容についてはあまり触れたくないので、ここまでにします。楽しんで下さい。
大高洋子さん:大高洋子と申します。夜遅い中こんなに沢山の方に集まっていただきありがとうございます。喋るとネタバレしてしまう私なので、ちょっと私事を話します(笑)。昨日ふと思い出していたのですが、3年前に松枝プロデューサーが私に「大高さん、天野監督のワークショップ受けてみない」って言ってくださってそこから始まり、ここに至りました。そういうことを色々思い出して、色々な方の支えでここに来たなと思って、今、とても感慨深い思いです。皆さんどうぞ楽しんで最後までご覧ください。今日は本当にありがとうございました。
長尾卓磨さん:長尾卓磨です。今日は連休の貴重な時間をありがとうございます。ぜひ楽しんでいってください。僕、このお話を松枝プロデューサーと天野監督から言われた時に、これは今是非作品に出させていただき、多くの方に観てもらいたい作品になると確信してお話を受けさせていただきました。そしてこの場にこうして立つことができて本当に光栄に思います。その前に観客の皆さん集まってくださって嬉しく思います。ぜひこの映画と映画祭もあと2日3日ありますが楽しんでいってください。
宮崎太一さん:本日は沢山の作品が上映がされている中、この映画を観に来てくれて本当にありがとうございます。私は大高さん演じる役の旦那さん役で出演させていただいております。本当にすごく緊張しております。こんなに沢山の人が観に来られて、本当にびっくりしています。本当にありがとうございます。最後まで席を立たずに観てくれると嬉しいです。
米本来輝さん:直哉役を演じました米本来輝です。天野監督の作品は『ミセス・ノイズィ』で2回目の参加になるんですけれども、監督にも皆さんにも成長している姿を見せられるように頑張りました。東京国際映画祭は初めての参加なので緊張しています。これからも応援よろしくお願いします。
三輪 隆さん:主人公である篠原さん演じる作家の担当編集者を演じました、三輪 隆と申します。今夜ここに来られている方は映画に対して人並み以上の愛情を持っておられるつわものだと思っております。そういった人たちでもこの作品を観た後、ちょっとこの映画は一言では語れないなと思っていただけると思っております。楽しんでください。
阿部隼也さん:きゅうり農園で働いている、コウヘイ役の阿部です。緊張感が伝わる映画なので緊張していて、手が震えております。息をのむ映画です。すみません、少し落ち着きますね(笑)。本当にいい映画です。
松枝佳紀さん:プロデューサーと共同脚本の松枝佳紀と申します。今日はお集りいただきまして、誠にありがとうございました。そもそも初期段階でどういう映画にするかという天野さんとの話し合い、キャスティングの段階から僕は関わっています。俳優たちをまとめているワークショップをやっているんですけど、魅力的な俳優さんがたくさんいますので、彼らを使って映画が作れないかということで天野さんを紹介していただきました。最初会った時は女優さんかと思ったぐらいとてもお綺麗な方だったので、勝手なイメージとしてガーリッシュな女の子の映画を作られるのかなと思ったので、社会派でお願いしますと言いました。そうしたら、“騒音おばさん”を題材に(映画を)やりたいんだともらいまして、それは面白いとこの話が出来上がったんです。でも騒音おばさんにあたる人がワークショップにいないと話にならないので、すぐ大高さんに連絡をして、参加してくれという経緯で大高さんには参加していただきました。最終的に2016年のワークショップなんですけど、それから3年後にこういうところに立つまで至ったのは驚きというか、ここまで到達すると思えなかったんですけど、到達することができて大変嬉しいです。こんなにたくさんの人たちに観ていただいて嬉しいです。楽しんでいただければと思います。日本にはこんなにたくさんの面白い俳優たちがいるというように見えるのではないかと思います。もともと好きだった女優の篠原さんに中心に立っていただけて幸せでした。今日はありがとうございました。